ワンオペライフの時間| monoblog

 

今年は蜃気楼というプロジェクトが立ち上がり、連続して二つのイベントが2月3月にそれぞれ開催され、無事に終えることができました。お客様や百貨店側からは良好な結果が得られ、ひとまずホッとしている。
県外催事は現場に「人」が立つか立たないかで売上げも変わって来る。その先の新しい催事へ繋がる相談事やアイデアなどもいただける。なので行かないより行く方が断然良い。そこで発生するのが、ワンオペライフ(ワンオペの家事&育児)。

今年決まっている催事・イベントは今のところ3つ。そして、先日のイベント時に持ちかけられた新たな企画が2つ。まだまだ増える予感。「売り場に慣れている」「デザイン作業について変わりがきかない」などの理由から、出張に出向くのは、妻のこずえが担当。つまり、ワンオペ育児は自分が担当になる。これまで県外への百貨店催事・個展などの出展から、ワンオペライフを7回を経験。その質もだいぶ変わって来た。

我が家のワンオペライフ

出張中、我が家の構成は父(46)・息子(11)・娘(9)の三人。一人足りなくなることで、おのずと役割が決まってくる。炊事は基本、父。父のいる時なら娘も調理可。洗濯は息子。といった具合に。家事の役割分担は明確に。

出張前前の準備 その1(交通整理)

家族三人にもそれぞれ「仕事」があり「学校」があって「クラブ」や「習い事」などもある。まずはそこの交通整理から。同じ日に習い事が被っていると、出張中は送迎困難になるから、平時から、習い事は被らない日程で調整しておく。どうしてもイレギュラーが発生する場合などに備えて「ファミリーサポートセンター」にも登録。仕事に関しては、夕方遅めに遠方での打合せなどを避けておく。

出張前の準備 その2(スケジュール確認)

出張期間中の日常で起こりうる「イレギュラー」なスケジュールを把握しておく。「お泊まり会」「日曜那覇でレッスン」など、いつもと違うことが起こるときのオペレーションも把握、想定しておく。

出張前の準備 その3(リサーチ)

以前から「オムライスが食べたいな」と言っていた娘の希望をかなえて、youtubeで動画みて作ったオムライス。自分のオムレツ、伸びしろが相当ありそうですw  そして娘の反応は「別にオムライス、そんなに好きでもない」といった反応。この無反応感をいかに受け止め、楽しむかもワンオペライフの醍醐味の一つです。

子供たちの好きなメニューで自分が作れるものをリサーチしておく。「作れない」とか「つくり方がわからない」場合、最近はyoutubeで「料理名 つくり方」で検索すれば、たいてい動画で丁寧にわかりやすくつくり方が紹介されている。こういうタイミングで料理をマスターするのも一つの機会。ちなみに2月のワンオペ育児では「キレイにオムレツが焼ける」動画を見ながら練習しつつ、子供たちにその成果を食べてもらいました。どちらかの好きな料理をいつ出すかなどもスケジュールを見ながらタイミングを考える。また「TKG(たまごかけごはん)」や「NKG(なっとうかけごはん)」などは子どもたちで自己完結できるメニュー。好きな場合は重宝します。ただ、これに偏りすぎるのは注意が必要かも。

ズバリ、ワンオペライフのコツは

「三人でシンプルに生きる。」これに尽きます。余計なことはあまりしない。ちょっとストレスもたまったりしますが、その時のガス抜きも重要。これも後ほど説明します。

料理のタイミング

「カレー」や「シチュー」といったメニューは、一度作ると何皿も稼げるため家事の負担が軽減されます。その半面、毎食こんなんばっかりだと飽きてしまう。いつ作るかのタイミングは重要です。出張の当日以降はワンオペライフのスタートで多少慣らしが必要だったりする。また、出張から帰宅する日は後片付けや処理作業、子供たちがママ帰宅で興奮するなどバタバタします。最初と最後で期間も一番離れているこの二回のタイミングに、カレーやシチューなどをぶつけて、食事の手間を省きながらスムースなワンオペライフの移行、離脱をねらいます。

料理は一足とびに

作り置きのおかずにカレー、オムライスのケチャップライスと買ったキムチ、送られてきた青菜の漬け物を1プレートに。つまり残り物ありあわせなんですが、ここで以前雑誌で見た「南インド料理特集」のミールスを思い出してみる。すると、不思議とインド旅行へ来ているような。ワンオペライフにとって「想像力」は欠かすことのできない要素の一つです。

作り置きができる料理も重要です。ポテサラ、肉味噌、キンピラといった常備菜的なおかずは、一度作れば乗せるだけで皿のスペースが埋まります。作り置きメニューは連続して出さないことで、代わり映えを維持していきます。カレーを作った日の翌日は晩飯までカレーを出さない、といった時間差メニューを考えていく。連チャンをさけることで子供たちの飽きが来ないような工夫をします。

期間中は怒らない

オペレーションや役割分担が決まっても、人間がやることなので、失敗やトラブルはつきものです(例・寝坊、皿割った、などなど)。上手く行かないからストレスもたまるけど、そこはお互い様。「一人足りないオペレーションをやっている」、お互いがスタッフだと思っていたわってみます。

いつもと違うルールも適用

いつもと違う状況のワンオペライフ。子供たちの負担も考えて、彼らのfunも解放する。例えば夕食後、宿題が終わったらyoutubeや漫画は寝るまで見放題など。その間、自分も読書するなど、こちらのfunも解放します。ワンオペ・ライフを楽しめる時間も必要です。

どっかで、派手に、パーッと!

そんなこんなで、生活がシンプル化されたワンオペライフ。次第に子供たちも(自分も)ストレスがたまります。そこで、週末に子どもたちが行きたいところへ出かけてみます。映画を観て、外食して、ゲーセンでクレーンゲームにハマってみたり。カラオケで歌い倒してみたり、そんな日を期間中に一回、山場として設定しておきます。事前に伝えて「そこを目指して」がんばるマインドづくりもよし、サプライズでガス抜き効果アップを狙うもよしです。

「ワンオペライフ」は日頃から

結局、ワンオペの家事や育児って「人が足りなくなる」。だから「何かを減らして生きる」感じです。急にそのときに何かをお願いしても、子供たちも上手く出来なかったり、はりきりすぎちゃったり、しまいには寂しくて泣き通しになってしまう可能性もあります。なので、日頃からちょっとずつ、子供たちに家事の手伝いをしてもらうと、スムースにワンオペに移行できます。いつもの延長線上にワンオペ期間が流れていく、といった感じに。まぁ、ここが一番難しいのかもしれませんが。。。

出張する側のコツ

因みに、4月は珍しく自分が出張を控えている。「出張する側のコツ」は、「それぞれのおみやげ」を忘れないこと。頑張ってるのはパートナーだけでなく「みんなでワンオペライフ」なので、そこのいたわりも忘れずに。


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