工芸作家・金城宙矛個展のブランディング/デザイン実績

沖縄の工芸作家・金城宙矛氏の個展のブランディングツールをデザインしました。

ギャラリーと世界遺産での同時開催

今回の個展「金城宙矛 陶」Galleryはらいそで展示します。同時にGallery近くにある「世界遺産 識名園」の御殿にて大物の展示を開催する企画になっています。そこでGalleryの企画展用DMと識名園での大物展示用のフライヤーの二種類、そしてSNS用告知バナーを作成しました。

展示で特徴的な部分をヴィジュアルに

作家からのコンセプトやヴィジュアルのイメージをお聞きしながらいくつかのカットを撮影しました。そこからデザインに落とし込み作家に提案します。その中で選ばれたのが今回のヴィジュアルです。粉引をメインとしたシンプルさが特徴の作風なので、土を感じさせつつ光のコントラストで器を見せていくことを考えてデザインしました。同時開催の識名園御殿のフライヤーは実際に御殿にて撮影。背景と作品が非常にマッチしているのが印象的です。

撮影・企画展タイトル・ボディコピー・デザイン・印刷まで

企画展のブランディングについてはタイトルから撮影・コピーライティング・デザイン・印刷までを担当しています。タイトルは極限までシンプルにしました。また世界遺産・識名園との連動企画なのでタイトルと作家名の順序を入れ替えることで連動性を見せています。今回の印刷は6色印刷を選択。dmの紙質はヴァンヌーボーを使用しました。

陶 金城宙矛 展示バナー

SNSバナーはインスタグラム用のサイズでヴィジュアルとタイトルを落とし込んでいます。企画展・イベントの全体的なブランディングで関わることが可能です。

企画展概要

金城宙矛 陶

今回はGalleryはらいそ初となる世界遺産識名園とのコラボ企画として、陶芸家・金城宙矛氏の個展「陶」をGalleryはらいそ識名園と世界遺産・識名園の御殿にて同時開催いたします。Galleryはらいそ識名園では、日常に取り入れやすい粉引や灰釉をつかったシンプルな佇まいの沖縄の器をお求めいただけます。土にこだわり、陶芸の本質を探りながら、器の魅力をより身近に伝わることを模索する金城宙矛の世界をお楽しみください。

Information

3.21(火)-26(日)
11:00~16:00
期間中無休
25・26日作家在廊

Galleryはらいそ識名園
〒902–0072那覇市真地41–5
098-853-7358

同時開催 陶 金城宙矛

陶芸家・金城宙矛氏の作品展示を世界遺産・識名園の御殿にて開催します。氏の作品のうち花器を中心とした大物たちが御殿内に並びます。家屋の佇まいと、陶芸の形や質感が融合するさまをご覧いただければと思います。
識名園は那覇市に位置し、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部として世界文化遺産に登録されました。国の特別名勝にも指定され、中国・日本・沖縄の文化が融合する建物と緑ゆたかな庭園を鑑賞できます。
陶芸と歴史的な家屋、そして庭園散歩を一緒に楽しんでください。

Information

3.25(土)-26(日)
識名園御殿
那覇市真地421-7
開園9:00-17:30
(入園料400円)
※展示は25日の10時より26日17時頃まで予定

Profile

金城 宙矛 Kinjo Hiromu

1989 年 沖縄県生まれ
2012 年 沖縄県立芸術大学 卒業
2012 年 「泥土会展」(デパートリウボウ)
2012 年 沖縄そば碗グランプリ 沖縄県工業技術センター賞
2013 年 「泥土会展」(デパートリウボウ)
2014 年 「沖縄学生美術展」(沖縄県立博物館・美術館)
2014 年 沖縄県立芸術大学 大学院 修了
2014 年 読谷村窯元にて勤務(〜2017 年)
2018 年 沖縄県立芸術大学 教育補助専門員(〜2021)
2018 年 「台湾・沖縄芸術大学交流展」(国立台湾芸術大学)
2019 年 「沖縄の工芸―人間国宝と現代作家たち−」(石川県輪島漆芸美術館)
2020 年 「沖縄陶5人展−葉月の便り−」(柿傳ギャラリー)
2021 年 沖縄県立芸術大学 助手(現在)
2021 年 「金城宙矛 陶展 − 土に聞く。−」(デパートリウボウ)
2022 年 「“Re” 金城宙矛・屋我優人二人展」(デパートリウボウ)

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