誰も知らない与勝めぐり | デザイン実績

沖縄県うるま市にあるエリア「与勝」にフューチャーしたフリーペーパー『誰も知らない与勝めぐり』の取材・撮影・編集・デザインを担当しました。うるま市商工会が発行する媒体で、与勝というエリアを紹介する冊子です。3年前に制作した、うるま市石川エリアを紹介するフリーペーパー『みほその細道』の与勝版です。

与勝エリアで一冊作るって

この企画が立ち上がったのが2020年の春先、「与勝」というコンセプトを投げられました。正直内心「えええ〜!(与勝で一冊、まとめられるかな成立するのかな?)」と思ってました。与勝に一体何があるのだろう? 断片的には知っているものの、与勝エリアを掴んでいるわけでもありません。地域にすむ知人・友人からも「与勝で一冊フリーペーパーなんてできるの?」といった疑問を投げかけられることもあり、正直最初は不安でした。でも「魅力とかよく知らないなら地域に住んでいる人や働いている人に聞いてみよう」と思い、与勝に縁のある方々に与勝の魅力について質問することにしました。

企画が立ち上がった時既に。。。

となっていた矢先にコロナが大流行。3密は避けて、不要不急の外出は避けるように要請されます。発行元であるうるま市商工会の担当・嘉陽田さんと、プロデューサーの「プロモーションうるま」の中村さんと「与勝本(仮)」と題した企画チームを発足し、zoomとLINEで会議を重ねていきました。地域の方々への質問は考えてはいるものの「与勝地域を紹介して、来て楽しんでほしい」といったコンセプトのフリーペーパーの協力をこの状況で依頼できるものなのか、非常に悩みました。企画会議では本のコンセプトや内容だけでなく、コロナの蔓延状況と沖縄県の対策などを共有しつつ、どのタイミングで質問をし始め、取材していくのかなど、オンラインで密に話しあっていました。

いろいろな制約や変更がありました

当初はみなさんを集めてワークショップ形式でお話を聞くプランもありましたが、コロナ禍のリスクを考えてオンラインのアンケートに変更します。商工会のネットワークや企画チームに参加する各自のコネクションからアンケートを募っていきました。

蓋を開けてみると、、、50名以上の方々からお答えをいただくことができました。内容は与勝に対するポジティブな声がたくさん集っていました。「こんなに素敵な声が集まる場所なんだ!」という驚きとともに深く関心しました。

アンケートの声を整理して、掲載できるかどうかの判断を企画チームで議論していきます。素晴らしい場所だけど地域の人が大切にしている「掲載してもらいたくない場所」も挙がっていました。「外から来る方々にも楽しめる場所」というガイドラインに沿って掲載場所を選定していきます。初夏、自粛解除されてからロケハンを始めました。

ロケハンで気づいたことは「店舗独自の営業自粛」が続いていることや「この先営業がむずかしい店舗」も出てくることでした。無期限で閉鎖されているビュースポットや実際に掲載をお断りされ、その後閉店してしまう店舗もありました。また、伝統行事やイベントは軒並み中止となり、エイサーなどの取材・撮影はあきらめ、画像を提供いただいて掲載することに。

ようやく取材が始めようとした、その時

そんな不安定な状況下で掲載ポイントをほぼ確定させ、夏真っ盛りの7月下旬に取材スケジュールも決まります。いよいよアポイントを取ろうとしたそのときに、再び沖縄県が「緊急事態宣言」を発令。これにより、再び店舗は営業自粛。取材は延期となりました。

またしてもリスケな状況を企画チームとも共有・議論しているなかで商工会から「納期に合わせて急いで作るよりも、感染の拡大が収まる状況を見ながら、きちんとした制作物をつくろう」という言葉をいただきました。発行も10月から12月へと変更になりました。

二度目の自粛要請が解除されてから大急ぎでアポイントを入れて取材を開始します。取材撮影中も現状の基礎情報とコロナ禍での営業時間では違ったり、商品取り扱いも変更している店舗があり、頭を悩ませました。そういったコトを一つひとつクリアしながら12月に向けて制作を進めていきました。

人気のスポットや世界遺産から行ったことのなかったスポットまで、与勝をいろいろと巡ってみると、みんなゆったりしながら暮らしている雰囲気が滲み出ている場所だと感じました。そこには良い場所を教えてくれた地域に縁のある方々の思いが漂っているようにも感じます。

地元の人の日常も垣間見られます

今回の冊子の巻末にはアンケートにお答えしていただいた「与勝編集委員」の方々の簡単なプロフィールとともに「最近気になっているコト」などを掲載しています。そこでは、この本の礎になった方々の日常を垣間見られると思います。与勝をめぐりながら読んでみると、目の前の景色がまた違って見えると思います。

遠方の方でも手に入れることが可能です

この本に興味のある方、読んで見たい方は
下記にある『誰も知らない与勝めぐり』の設置先へ行くと貰えます。
また、うるま市商工会に問合せてみてください。

galleryはらいそ、galleryはらいそ識名園にも設置しております。

また、遠方の方で興味のある方は送料はかかりますが

下記にてお申込いただければお送りすることができます。

申し込む

◆『誰も知らない与勝めぐり』

仕様 
サイズ:A5 フルカラー
ページ数:40ページ

スタッフ
監修 中村薫 (一社)プロモーションうるま
撮影 アラカキヒロミツ 河野哲昌
執筆 河野こずえ 折口日々
企画・編集・デザイン monobox(株)

写真提供 アラカキヒロミツ うるま市 (一社)うるま市観光物産協会 あまわり浪漫の会 桑村ヒロシ 菊地竜生

印刷・製本 赤道印刷(有)

発行 うるま市商工会

◆フリーペーパー『誰も知らない与勝めぐり』がもらえる場所


勝連城跡休憩所
伊計島ビーチ
AJリゾートアイランド
コテージ伊計海の唄
はなりびら
丸翔そば
うるま陶器
うるまドーム
海中道路あやはし館
Sunstache Coffee, Bay
EST Burger
ぬちまーす
花藍舎
紅型ten天
勝連城跡
TAO Factory
花屋Greenmarket
うるまジェラート
民宿おうち
津堅島ビーチ神谷荘
民宿つけん
津堅島みやらび
古民家食堂てぃーらぶい
タピオカリア76
緑の風
かいのわ
高江洲製塩所
ホテル浜比嘉島リゾート
トリップショットヴィラズ・ハマヒガ
ISLAND RESORT76
ホテル413
島パーラー浜比嘉店
清ら島ファーム
ゆがふの郷
味華
肉や食堂inへんざ
ウミノヤド海風
丸一食品平敷屋店
アガリメージョー
お弁当屋ファクトリー
勝連漁協
宿&喫茶アガリメージョー
Ocean’s Seven
黄金茶屋

※上記の場所にて配布しています。設置は商工会が随時配布しておりますので、多少のタイムラグがあります。また数に限りがありますことご了承ください。

お問い合わせ

monoboxはお客様からのお仕事をお待ちしてます

「お店のチラシやショップカード、メニューを作りたい」、「リーフレットを作りたい」といった具体的な要望から「どんなモノを作ればお客様が来て貰えるか?」といった漠然なギモンをお持ちのかたまで、気軽にお問い合わせいただければと思います。下記のお問い合わせフォーム、もしくは電話にてお問い合わせください。フォームから問い合わせいただいた方へは24時間以内にご返信、もしくはお電話させていただきます(但し、金曜夜以降になりますとご返答が月曜になる場合がございます)。

    お電話でのお問い合わせ:098-989-3262

    (平日10:00〜16:00迄対応いたします)

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