勝連塩のデザイン | デザイン実績

勝連塩パッケージデザイン

沖縄県うるま市の離島・浜比嘉島にある「高江洲製塩所」で作られた、3種類の塩がセットになった商品「勝連塩」。こちらのパッケージデザインを制作しました。

新月に採れた塩「新月」、満月に採れた「満月」、そして結晶の大きな塩を集めた「大粒」という三種類の味が楽しめます。

今回はソルトコーディネーターの「青山志穂」さんのディレクションのもと「モノトーン」というコンセプトをいただき、デザインしました。

ラベルと箱のほかに中に同封しているリーフレットも制作しています。

高江洲製塩所について

高江洲製塩所

生活排水や農薬の汚染が少ない美しい海水に恵まれた浜比嘉島で、本州にわずかに残っていた流下式塩田を理想とする塩作りと見出し試行錯誤を繰り返したのち塩田を建設。島民の協力も得ながら台風対策を施して独自の塩田を作り上げました。「身体にとってよい塩、おいしい塩を作りたい。沖縄の塩の魅力をもっと多くの人に伝えたい」という一心で、日々創意工夫を重ねながら伝統製法を守り続けています。製塩所見学の際には自ら説明にあたりますが、次々と繰り出される塩ギャグも見所のひとつです。

流下式塩田製法

流下式塩田とは自然の力を借りて海水の塩分濃度を濃くするために編み出された日本独自の技術。数千の竹の枝を組んでタワーを作り、海水をかけ流して水分を蒸発させながら、緩やかな傾斜をつけた坂に海水を掛け流して太陽と風で水分を蒸発させています。手間暇がかかるため日本全国で数箇所しか存在しない貴重な伝統製法で、台風の多い沖縄ならではの独自の工夫を加え貴重な製法を守り受け継いでいます。

「勝連塩」に入ってる商品について

勝連塩 満月

満月の日は月の引力が最大化し、ふだんは中層にある海水と表層の海水がミックスされるため、海が一番元気になると言われています。その満月の日の海水だけを取水してできた塩です。ワインでいえばフルボディのような、力強く全体的にパワフルな味わいになります。満月の日は、必要なエネルギーを積極的に取り入れ、不要なエネルギーを手放すタイミングとも言われています。

▼おすすめの料理・食材
牛肉やマグロなど赤身の食材
緑黄色野菜など味の濃い野菜

勝連塩 新月

 新月の日は月の引力が小さくなるため、海が非常に静かで落ち着いた状態になります。その日の海水のみを取水してできた塩です。線が細くクリアな印象の味わいで、塩が溶ける際にほのかに浜比嘉島の潮の香りを感じることができます。新月は、「始まり」「スタート」「リセット」の日とも言われています。そうした願いを込めてお使いいただくのもおすすめです。

▼おすすめの料理・食材
白身魚やイカなど白色の魚介類
海藻や貝類など磯の香りのある食材

勝連塩 大粒

 大粒でカリッとした食感とミネラリーな味わいが特徴のこの塩は、塩田で濃縮した海水を平釜で炊きあげる際に、一番最初に結晶してくる粒の大きな結晶のみを集めたものです。1回の製塩で1kg程度しか採取できないため非常に希少な塩です。力強いしょっぱさがあり、油をさっぱりと中和してくれます。そのままトッピングするほか、指でも潰せるので砕きながらお使いください。

▼おすすめの料理・食材
てんぷら、とんかつなどの揚げ物
炒め物など油を多く使う料理

勝連塩の購入できる場所

monoboxデザイン実績「うるマルシェの店舗入口ロゴ」

勝連塩は2021年の1月に世界遺産・勝連城跡で開催された「勝連塩フェス」にてお披露目されました。現在はうるマルシェや窪塚洋介さんが紹介する「HATCH」というサイトで購入できます。